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執筆者の写真WITHネイチャー編集部

今シーズン初となる「雪山講習会・実践編」を長野県・戸隠高原にて実施しました。

◆活動報告◆

12/21(土)~22(日)

今シーズン初となる

「雪山講習会・実践編」を

長野県・戸隠高原にて

実施しました。

この冬・12月にしては

戸隠も雪が多いようです。

事前のリサーチで

そこそこ積雪量があることは

わかっていたのですが

イベント前週と直前日にも

かなりの降雪があったようで

週初めから参加者全員に

スノーシュー携行をお願いして

イベント当日を迎えました。

しかし、連日を通し

ハプニングが続出(-"-;A

結論から言えば

イベント自体は

楽しいモノになりましたが

講習の内容的にも

山行の充実度としても

「消化不良の感」が否めない…

皆様にほろ苦い想いを残す

結果となってしまいました。

初日は、朝から好天で

早朝、集合地である

戸隠神社中社に辿り着いた

スタッフ陣は

周辺の積雪量の

適度な多さを見て感動♪

また、遠くには

青空に映える飯縄山の

美しい姿を見て

「今日は

 間違いなく山頂に立てる」

(^-^)

楽観的に・そう信じて

疑いませんでした。

しかし、そこに

衝撃のニュースが入ります。

( ゚Д゚)

戸隠中社に向かっているハズの

参加者を乗せたバスが

車両故障で遅れる…との緊急連絡

バス会社が代替車両を手配し

何とか

集合地に到着は出来たものの

予定時間を大幅に遅延して

イベントを開始(◎_◎;)

このため、

当初予定していたコースは短縮。

講習内容も

大幅に削らざるを得ませんでした。

飯縄山の山頂を目指し

トレースのついた山道を

順調に歩行し

途中でアイゼンの着脱や

スノーシュー歩行も実施し

歩行訓練としては

そこそこ

良い体験になった感じですが

山頂の手前まで迫るも

時間切れとなり

無念にも途中下山

肝心のピッケル制動訓練も

未実施で終えてしまいました。

さらに、二日目は

ある程度

荒天(降雪)になることを

予想してはいたのですが

初日の夜から

こちらが想像した以上の降雪となり

時間の経過と共に

雪の勢いが増す状況

こちらが移動用に用意した車両

(当然、スタッドレスタイヤです)も

視界悪化や路面の雪で

思ったように走行できないどころか

ほんの短時間の駐停車でも

雪があっという間に車を覆い

「埋没してしまうのでは?」

…といった驚きの状況

雪そのものは

深々と降っていて…

ろくな装備も身に着けず

外を出歩いて

無邪気に雪と燥ぐ人々

(特に・外国人観光客の姿)も

かなり多かったのですが

この天候で

山に入るという行為自体

リスクがある上に

車を放置して数時間も

講習(山行)していては

車を動かせず

家に帰れなくなる…ような

危機的な状況でした。

このため二日目も

計画していた黒姫山登山を諦め

トータル2時間にも満たない

戸隠奥社周辺のハイクに

プログラムを変更しました

参加された皆様も

あまりの降雪の激しさに驚き

「無事に東京に帰れるか?」など

(新幹線の運行等を危惧)

不安を隠せない様子で

予定の変更や

早々と帰還することにも

納得してくれました。

ただし、

やはり今回のイベント…

お客様としては

手放しで「満足と言えない」ことは

直接聞かなくとも

十分に察知できました。

自然相手の事業とはいえ

こうした中途半端な結果で

終えてしまったことに

「もっと何かできなかったか?」

主催者としては反省しきり。

今後に向けた課題として

真剣に対策を検討したいと思います

しかしながら、

とても嬉しかったのは

こうした「苦い体験」でさえも

終了後

参加された皆様方自身が

「貴重な経験である」

といった前向きな言葉を

口にしてくれたこと。

「夏山と明らかに違う

 難しさを体感できた」

「自然の凄さと

 人間の力の限界?弱さ?

  …みたいなことを

 感じざるを得なかった」

…など

脅威や恐さも含め

「リアルな雪山」の学習には

繋がっていたようです

加えて

フカフカの雪上を歩く感触

初めての

スノーシュー歩き♪

大量の積雪に向かっての

ラッセルごっこ♫

飯縄山の稜線から眺めた

美しい雪山の景色

(迫力ある戸隠連峰の姿が印象的でした)

深々と雪が舞い

…幽玄かつ幻想的だった

戸隠奥社の大杉並木

…などなど

実態として"楽しめた?"

たくさんの「想い出作り」に

寄与できたことは

我々にとって

大きな救いになりました。

そして中でも…

宿舎として選んだ

戸隠中社「宿坊 極意」様での

安らぎの一夜は

参加された皆様からも

大好評を得ていました

「雪山講習会・実践…」という

本来の主目的からは外れますが

雪山で冷えた身体を

熱いお風呂で癒し

夕餉の時間は

地産野菜や川魚を使った

手の込んだ会席料理に

舌鼓を打ちながら

美味しい地酒を片手に

仲間たちと和やかに語らい…

名物の「戸隠そば」で締める…

そして、早朝は

戸隠神社の御師である

宿坊のご主人自ら

歴史を感じる御神殿広間で

御祈祷(大祓詞)を

供してくれました。

年の瀬のこの時期…

日常的世俗から乖離した

山上雪中での

厳かな神事に触れ

参加者御一同も

大満足のご様子でした。

思えば、今年一年

色々なことがありました。

ふと気付けば

今回のイベントが

WITHネイチャーとしても

年内最後の催事となりました。

我々にとって

良いことだけでなく

悪いことも多々あった

激動の一年だったような気がします。

それでも…

WITHネイチャーを

理解・応援してくれる皆様のお陰で

こうして

一年の締め括りまで

活動を続けられ

また新たなる年を

迎えられる活力が

得られていることを

実感しております

この場を借りまして

今回のイベントに

ご参加いただいた皆様だけでなく

本年お世話になった

全ての皆様に

心より御礼を申し上げたいと思います

今回・授かった

御祓いによるご利益を信じ(笑)

来年も皆々様に

御多幸な日々が訪れますよう

心よりお祈り申し上げます。

『皆様・良いお年を~!!!』

\(^o^)/

活動報告 以上



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